中学3年生の時、初めて女性に恋心を抱きました。
その子は同じクラスで身長が高く、成績のいい優等生。
笑顔が素敵な明るい性格で、クラスでも人気の子です。
私はたまに話をする程度でしたが、所詮は片思い。
恋愛対象にはならないだろうと思い、告白もできません。
やがて別々の高校に決まり、私は県外の大学へ進学しました。
大学に進学した後も憧れの彼女
初恋から何年も経ちましたが、彼女はまだ私にとってあこがれの存在。
彼女の笑顔がずっと頭から離れず、他の女性に興味を持てません。
地元を離れてからは、もう会うこともないだろう…
それなら恥をかくこともないと考え、思い切って彼女に手紙を書きました。
まだ携帯電話もなかった時代です。
果たして手紙を読んでくれるのか?
そして返事をもらうことができるのか…
期待と不安で一杯でしたが、すぐに彼女から返事がきました。
封を開けるまでの間、心臓が爆発するかと思うほどです。
彼女の手紙には、地元の大学に進学したこと、最近の地元のことが書いてありました。
そして、いつでもまた手紙を下さいと書かれていて、とても嬉しかったです。
その直後、私は訳あって大学を中退。
別の大学を受験するため、浪人生活に。
その時は彼女が御守りを送ってくれて、大いに励ましてくれました。
そして彼女の応援のおかげもあり、無事志望校に合格。
改めて、大学生活を送ることになりました。
彼女と久しぶりに会って…
何度か手紙を交換した時、彼女の方から一緒に飲みに行こうと誘われました。
末文には、彼女の電話番号まで記載されています。
「かなり時間は経ったけど、彼女と2人きりで会える!」
小躍りするほど嬉しかったです。
そして春休みに帰省した際、公衆電話から彼女の家に連絡。
一緒に居酒屋に飲みに行きました。
女性との、生まれて初めてのデートです。
私はお酒に強い方でしたが、彼女も負けないくらい強くて話も弾みます。
久しぶりに見た彼女の笑顔は以前と変わらず、楽しいひと時を過ごせました。
その後、彼女とは数回手紙をやり取りをしましたが、お互いに忙しくなって疎遠に。
今となっては、一生忘れられない思い出です。
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